歩く→食べる→歩く

 焼肉旅情in韓国!2011大震災の年を焼肉でしめくくり、栄養をたっぷりつけて次の年を迎えるという壮大なスケールでお届けしています(笑)。子ども達は普段から韓国料理が大好きなので、たくさんの飲食店が並ぶ通りに興味がいっぱい。かくして食べまくりリポートの始まりです。

韓国の早朝

  

 2011年12月30日(金)の朝をソウルの仁寺洞(インサドン)で迎えました。6時に目が覚め、ジェットバスにつかり、冷たいマッコリを飲むと言うゴールデンな朝。体があったまったので、いつもの朝の散歩に出てきました。夕方から始まり朝の通勤客をも対象にする商売熱心な屋台、さらに24時間営業の飲食店に明かりが灯っています。

       

  

 私達が宿泊している「鍾路ビス仁寺洞」(楽天トラベル予約)はファミリールームの室料が一泊7836円!私達家族は4人家族なのでひとり2000円以下です。しかも簡単な朝食つき!なので、早速行ってみました。廊下の先のドアを開けて右に右に進むと朝食ルームがあります。韓国粥のお鍋がいい雰囲気です。

 

 

 軽朝食と言えば多くが「パンとコーヒー」程度ですが、韓国粥があるのがうれしいのでたっぷりいただきました。私の大好きな韓国のトースト(小麦の味が濃くて甘い)にバターとイチゴジャム。牛乳に2種類のシリアルもありました。トマトジースにコーヒー・紅茶、アロエジュースなどドリンクも豊富でした。コンビニで買ってきた三角コーヒーとヨーグルトをそえるとさらにゴージャス!

 

 

南大門市場に行こう!

 

  

 8時40分にホテルを出発し地下鉄の鍾路3街(チョンノサンガ)駅にむかいます。1号線に乗って南大門を目指します。地下鉄の駅には大きなアイパッドのようなものがたくさん設置されていて、とっても便利です。駅のどの出口に向かえば良いのか、目的地はどこか、おすすめの飲食店、電話もついていますよ。

 

 

 南大門市場です。早朝からたくさんの人でごったがえしています。韓国のアメ横的な存在なのでしょうね、年越しの準備をする買い物客が多いようです。白い湯気を立ち込める大きな中華まんが、飛ぶように売れています。中身の具は日本で売っているものとは、違った印象を持つことの方が多いようです。

 

ものすごい食器の壁?

 

 

 南大門市場はいろんなものが売られています。それにしてもこの金属の食器の山積みはすごいですね。金属のおぼんに重ねられて壁になっています。その奥からなにやら湯気が立ち昇っていますよ・・実はここ、食器店ではなく、立派な食事のお店なのです。入ってみましょう。

 

  

 湯気の向こうにはおばちゃんがいて、ものすごい速さでうどんを茹で上げています。今日のお目当ては南大門市場にあるうどん屋さんの「カルグクス」です。お店の中はお客さんでいっぱいなので、上に上に昇っていきますがどの階層もいっぱい。やっと席を見つけました。

 

 

 爆発したように入っているキムチはもちろん食べ放題。そして付き出しになんと「冷麺」が人数分やってきます。これがうまい!そしてmama情報により、ここは次長課長の河本さんのロケで使ったらしく、そのことを店員に言うと右の写真の奥にある4つの海苔冷麺がサービスでやってきました。この2杯で十分じゃない?と思ったところに、やってきましたビッグサイズのもちもちうどん!冷たいものと熱々のコラボレーションは胃を限界にまで広げてくれます。

 

ベッドメイクがしっかりと!

 

 

 いろんなところを見ながらも、ホテルに戻ってきました。ベッドメイクも清掃もばっちり!地下街で買ったお菓子もならべて撮影しました。昼食後にmamaはいつもの「変身写真」に向かったので別行動でした。どうせ変身するならスターウォーズのヨーダあたりになってくれると面白いのですが、韓国風な女性への変身写真に凝っているようです。(韓国の方によく道をきかれるほどなじんではいますが・・)でも一番はそのスタッフさん達とのコミュニケーションが楽しいようです。

 

屋台スタイルの焼肉店!

 

  

 韓国生活の掟となりつつある「夜は焼肉!」を男3人で実行しに参りました。ここはmamaと前回韓国に来たときに使った、お気に入りの焼肉店です。お店のまわりにビニールを張ってテーブルを増やすこのタイプのお店は「安くてうまい」場合が多いと思います。小じゃれたお店もいいのですが、サラリーマンが立ち寄るこういうタイプのお店も風情があっておすすめですよ。席につくとすぐに炭火がセットされます。

 

  

 たまねぎが入っている器は焼肉のたれです。お肉の味を引き立たせるものなので、味はさっぱり系。いわゆる「エバラ焼肉のたれ」のようなたれは韓国ではあまり存在しません。そして、小さな器に入った黄色い粉はきな粉です。お肉ときな粉?とても違和感があると思うでしょ。でも、これが最高なのです!カルチャーショックとはこのことです。(肉のうまみをきな粉がつつむ感じ)早速おばちゃんが来て、いろいろとお世話してくれます。

 

  

 メニューの焼肉を見ると、その多くが11000ウォンですから約800円程度です。その店オリジナルのキムチなど数品がセットになって出てきますから、人数(今回3人)×お肉=330000ウォンを目安にしてはいかがでしょう?白飯を注文して、ドスコイ3人組が、がっちり食べても3000円にはとどきません。弟君がつまんでいるのは最初に出てくる豆もやしの辛みそスープ。これも腹にしみます。さて、お肉が焼けてきましたよ。

 

 

 白いこの湯気…よく見ると小さなふたが、はずれ加減のところから吹き出ています。これは焼き網に工夫がされているからです。焼き網のパイプの中に水が入っていて焦げすぎないのです。日本の繁盛焼肉店は焼き網を使い捨てしますが、韓国では「ものを大切につかう」という気持ちを、ところどころで感じました。

 

 スマートフォンを含め、パソコンに液晶テレビと先端技術が躍進的に進む韓国にあっても、古き良きものを大切にする考え方と、その新旧の調和には敬意を感じます。額に汗をせず、実態のないものを追い求める延長に電子機器で孤独を癒す日本とは、何か根本的なものが違って見えました。さて!たらふく食べてさあ帰ろう!とは思うのですが、帰り道には誘惑がいっぱいです。

 

通りの屋台もいい味出しますよ!

 

ホットク50円!

 この店のホットクが1番!

  紙コップに入れてどうぞ

 いい感じに焼けています!

  おでんもうまいよ!

  やっぱりトッポギだね!

おばちゃんの揚げ物最高!

 切ってもらってタレかけて

ふーふー ぱくり!

 

大晦日も食のスタート!

  

 12月31日(土)大晦日の朝を韓国で迎えました。朝から「韓国食」をいただきたい!という一行は24時間営業のお店に出向きました。ホテルから徒歩3分といったところでしょう。お店のメニューの雰囲気ではチェーン展開のようです。

 

 

 左は兄注文のプルコギ鍋定食5000ウォン(約350円)と右が弟注文のスンドゥブ定食4000ウォン(約280円)です。チェーン店とは思えないクオリティーの高さ…日本のファミレスでも食べられるなら毎日行きますよ。mamaは牛肉のマンドゥック4000ウォンをいただきました。

 

徳寿宮(トクスグン)とスケートリンク!

 

  

 10時にホテルを出発して、市庁前にある市営のスケートリンクにやってきました。11時30分から1時間のスケート券1000ウォン×4人分を購入。貸し靴込みで1時間70円は本当に安いです。日本も税金ばかり上げないで、家族連れで安く楽しめるこういうサービスを見習ってもらいたいですね。(ぐちってごめんなさい)時間があるのでスケートリンクの目の前にある徳寿宮観光へ行きました。

 

中の大きな門

 偉い人ほど前方に並ぶ石標

 皆さんの幸せをお祈りして

   スケート開始!

   人生初のスケート!

  「 ドリャー! 」

      余裕のmama

  こつをつかんだ弟君

♪ごきげんな私

 

お腹が減ったぞ。土俗村にGO

 

不思議なオブジェ

  歩行専用の広い道

  観光を兼ねて歩きます

 長時間待ちは覚悟の上です

  やっと席につけた!

 チキン14000ウォン

サムゲタン15000ウォン

皆これを食べに来ます

チヂミ15000ウォン

 

お肉屋さんが焼肉店?

 

  

 大晦日も、掟となった「夜は焼肉!」を守ります。ホテルからひたすら歩いてお肉屋さん?に入りました。ここは「お肉屋さんが経営している焼肉店」ですから、お肉の質はまちがいありません。上質な安いお肉で1年をしめくくる計画です。

 

  

 韓国の焼肉店では、最初からつけあわせなどがたくさん出てくることから、基本的には人数分のお肉をたのむことが暗黙の了解?となっているようです。ただし、この日はお昼に食べすぎたため、4人で3人分でも良いか交渉したところOK!4人で3600円の食事となりました。出てくるお肉が本当に上質です。

 

 

  

 たまねぎが入ったお皿が焼肉のたれ。酸味のあるさっぱり系です。共通しているのは、お肉の味を引き出すものがタレの役割なので濃くないです。焼け具合を監視するおばちゃんは、どんぴしゃのタイミングでやってきて切り分け、配ってくれます。このおばちゃん達と仲良くしていると、食事が楽しく進みますよ。

 

  

 野菜にお肉を巻いて、つけあわせ具材と辛みそをのせてぱくり…幸せの瞬間です。「マシソヨー」(うまい)を連発する私たちに気を良くしたおばちゃんは、その間もせっせと焼肉を運びいろんな食べ方を紹介してくれるので話も弾んで親しくなっていきます。お腹がいっぱいになったところで、お会計を頼んだら「ちょっと待って!」デザートが出てくるようです。

 

  

 さすが韓国!デザートは冷麺!これがうまいんです。(そういう問題じゃない?)盛岡のゴムゴム冷麺もおいしいのでしょうが、韓国の細くてそば粉のたっぷり入った麺と牛肉だしの透き通ったスープの相性は最高です。お店の出口の写真を撮っておきました。お兄ちゃんとちょっとだけ屋台に寄り、韓国の年越しはNHKを見ながらふけていきました。

 

徳寿宮の交代式

 

        

 徳寿宮の交代式は有名です。ネットで調べれば時間もわかると思いますよ。数十人の交代式は音楽の演奏とともに流れ、たくさんの観光客でいっぱいになります。その前の時間を使って、一緒に記念撮影をしてくれます。立派なひげをたくわえたかっぷくの良い大将が、ひとりひとりに笑顔で接するさまに、厳粛な中にも開かれた雰囲気を感じ、「やっぱり韓国いいなぁ」と思う私でした。

 

 

韓国メインページに戻る  ホームページに戻る