海と木かげとハンモックと

 ビリンギリ島に来て3日が過ぎました。この島に来た当初は、島のどこにいても私たちをじっとながめている島民が多かったです。しかし段々と挨拶をかえしてくれたり、話しかけてくれたりする人が増えました。朝の「道端葉っぱ掃除」を手伝ってからは、飛躍的にその数が伸びていきました。ちなみにこのビリンギリ第3弾は恐ろしく長いので御注意ください。

 

欠かせない朝の散歩

 

8月11日(日)ビリンギリ島4日目の朝を迎えました。ゲストハウスから海岸までは1分と近いので、朝日を見に出てくるのが日課です。雲が覆っていて水平線からのご来光とはいきませんが、雲の厚みが光に透ける様も素敵ですね。

 

 

 片道20円のフェリーは島の生活に欠かせません。まだ暗いうちから仕事場に向かう人もいれば、そんな時間に帰ってくる人もいます。通勤電車にゆられることと役割は同じでしょうが、地下を走るのと水上では感じるものが違いますよね。

 

 

 フェリーターミナルから砂浜に向かいます。熱帯の植物が豊富な森を抜けると、パブリックビーチの使用上の注意が出ています。上から6番目のマークはあまり他では見られません。「ビキニ着用禁止」なのです。肌の露出はひかえましょう。男の上半身裸もタブーです。

 

 

 朝は小さな島の生き物達が活発に活動しています。人間の姿を見ても身を隠す感じがないので観察が容易です。トカゲは木の肌の色に、カニは岸壁の岩の色に見事に適応しながら忙しく動き回っていました。

 

 

 

スクールユニフォーム

 

 パブリックビーチを抜けるとそこには学校があります。女の子は白いズボンの上から白いスカートをはきます。髪も白い布で覆うと何だか修道院のような雰囲気。小さい子は必ず親が付き添っていました。

 

  

 学校の前のお店では文房具よりもパンが売れていました。ひとつ20円から50円程度でいろいろな種類がありました。気になったのでひと通り買い、私たちの朝食にしました。サンドイッチにソーセージパン、カレー野菜サンドにゆで卵パンと思ったより美味しい調理パンです。

 

 

伊能忠敬inビリンギリ

 

 この島が好きになっていく度合いが深まり、久しぶりに地図を作ってみたくなりました。小さな島だから簡単かな?と思っていましたが実際は大変でした。でも地図を描きながら歩くので、子どもからお年寄りまで何を描いているのか私に興味があるらしく、たくさんの島民と話が弾みました。仕上がった地図はこんな感じです。

 

 

 島は一周30分もあれば回れます。今回の地図はゲストハウスのオーナーが「完成したら送ってくれ!次のゲストに役立てるから」と言ってくれたので英語表記を採用しました。@が私たちの滞在したゲストハウスです。△はお食事処です。観察しても店の名前が出ていないところは「いつもバナナがつるしてある店」などと遊び心で表記しました。人間が寝そべっているマークはパブリックなハンモックのある場所です。個人宅所有のハンモックも無数に外にあり、くつろいでも怒られないと思います。ちなみに店の多くを撮影しておいたので載せてみますね。

 

地図の番号とその写真(めっちゃ長いよ)

 

 

 

 

△1 Xie Xie レストラン

△2 BlueHarburカフェ

△3 Jadu Jadu カフェ

△4 GooseBerry カフェ

@お世話になった民泊先

Aちびっ子達の進学塾

Bおいしいパン工房

←そのパンがこれです!

C化粧品やシャンプーなど

D洋服仕立て屋さん

Eサンダルやランジェリー

G学校前の文房具やさん

H女性のお店ですね

I洋服が飾ってあります

JHAKI美容室

K品揃えが多いです

Lゲストハウス隣の床屋

A Na Plus

Alaa Store

Point Sunbeam

Dhorundhorah Mart

Check Mate

Salhaga

Vili Plus

Dhoraashi

バナナがいつも店先に

J携帯屋  Kケーキ屋

L パン屋さんです

M コンビニの雰囲気

N文房具食品  O雑貨

P ビルの入口にある

Q Samraahi Shop

Vshna Tradere

化粧品がいっぱい

T Dhuail Alu Store

Amigo Mart

Asnee Minimart Store

Susee Plus

Ninety 9

Fonihiyaa

Y1 Sweet 1

地元のお菓子が格安

Z1 Lucky Village Store

Z2 Goaniti Plus

Z3 Mustharee Corner

Z4 Multi Point

新しいモスク

 学校の校庭

とても大きな病院があります

 みんなでテレビをみる場所

 STO 電気屋さん

ペンキ屋さん作業中

古いモスク

シーハウスホテル

フェリーターミナル

ターミナル前のマーケット

ダイビングショップ

 

 

 

   

 地図を作っていて思ったのですが、モルディブに来てこういうことやっている人って根本的にどこかおかしいですよね? 島民にもかなり不審に思われていたはず。 でもあまりの不審さにみんな寄ってきてくれて「島には〇〇人住んでるよ」「モスクがひとつじゃ足りないから二つになったよ」など教えていただいていると、そこにまた友人が「なになに?」と入り込んで島のうんちく話が広がるので1時間で終わるはずの作業が3日かかってしまいました。

 

 

 

 

Xie Xie(シェイシェイ) レストラン

 

 フェリーターミナルのすぐ隣にあるレストランです。席からは美しい景色が広がります。島の中で「レストランは?」と尋ねると皆ここを紹介してくれます。島唯一のレストランと言っても過言ではないようです。

 

 

 papaはこのレストランへ行っていないので、ここはmamaの担当です。

 現地の(安い)カレーにはまったmamaはダルカレーを注文。日本のカレーとはもちろん違いますが、タイやマレーシアで食べたものとも違う種類のカレーです。辛さが強くないので食べやすいです。お兄ちゃんは鶏肉が好きなので、フライドチキンを注文。でも…、の結果でした。

 

 

 な、なんだ?この物体は?はい、食べ物です。しかもフライドチキン…。味は美味しかったようです。ビーフステーキを頼むと右の状態でサーブされます。うーん。写真入りのメニューが欲しいと思いました。

 

 海に囲まれているのだから魚のほうが美味しいだろう…と予想したmama。モルディビアンフィッシュフィンガーを注文したらこんな感じのお料理が出てきました。弟くんがぽつり一言。「この次はそれを頼もう。」そう、彼が欲していたクリーム系のお料理だったのです。このレストラン、お料理は美味しいのですが、とにかくハエがすごい!右手にフォーク、左手は常にハエを追い払うように動かしつづける、という食事スタイルでした。

 

 

 

 

4日間のダイビング!

 

 首都のマーレには、ほいほいと参加できるようなダイビングショップを探し出せませんでした。逆にビリンギリ島のフェリーターミナルから降り立つと、そこには「ダイブロッジ」の看板があるのです。ゲストハウスのオーナーにも紹介を受けてはいたのですが、命を預けられるショップなのかどうか、気持ちの踏ん切りがつきませんでした。

 

1日目

 

 島が好きになり腹を決めました。そして店に電話して「ダイブチェック」を受けることになりました。モルディブではダイビングでの事故を防ぐために、たとえ年数を重ねてもダイブチェックを受ける決まりです。浜からエントリーしてマスクやレギュレーターをはずすチェックをしてすぐに合格。残り30分はドロップオフの海中散歩となりました。これで35ドルは安い!

 

 

2日目

 

 さて2日目は朝9時に集合。と言っても宿から2分なのでとっても楽。専用リヤカーに荷物を積み込んで港に向かいます。ダイブショップの「ファイヤー」と呼ばれているオーナーが久しぶりのボートダイブにうれしそうな感じ。写真をよく撮ってくれます。

 

 

 前に写る人物は民泊先の上の階に住むピーターです。私はその後ろから来いと言われているので若干の後方支援。20メートルほど潜行して大きな岩の間を慎重に進んでいきます。景観と珊瑚を楽しみつつ流れに身をまかせます。

 

 

残り20分で深度15メートルあたりに浮上。日差しが透き通ってきて珊瑚やお魚さんたちがとってもきれいに見えます。珊瑚礁の密度が高く、小さな魚の群れが複数に交差する様にはためいきが出ました。(崖の上のポニョに描かれる海底のような雰囲気)

 

 

後方支援が解かれ、板珊瑚の大好きな私がはしゃいでいます。私がダイビングをやりたいとお願いしてショップがフェイスブックを利用して客を集める形だったので船は半日借り上げが基本。そのため1日1本なのですが、その分一本のダイビングを大事にするようになりました。午後から家族と行動をともにできるのも私には好都合です。

 

 

3日目

 

うれしいことに今日はお客さんがたくさん来ます。スキューバのお客さん4人とシュノーケリングのお客さん2人です。本来は空気の入るベストなどのサイズを着て合わせて準備するのですが、私以外の客は直接船にくるのでやっかいなのです。合わないこともあるので少し多めに準備が必要なため荷物はてんこもりに。コーヒーを飲み出発!

 

 

船を30分走らせたところでブリーフィング。エントリーの方法や地形、ルート、流れ、浮上の方法や注意点を説明します。説明しているアッコという名前のこのガイドはフルマーレ(空港のある島)からやってきました。今日はお客が多いのではりきっています。

 

 

今日の私の役割は、西欧人っぽいこのお姉さんの後方支援です。ゆるーく流れがあって珊瑚礁の周りを泳ぐお魚さんに自然に近づけるのがいい感じです。ただしこのこのお姉さんが気に入った場所でちょくちょく止まるので、その時には流れに逆らってのホバリングです。

 

 

私たちの上を夫妻チームが通過していきます。ダイブチェックを受け、ドロップオフの崖つたいに無理なく楽しむコース選択のようです。私たちは海底を楽しみつつ徐々に浮上しました。大人数での帰りの船は、「あたしゃあ今日はとんでもない巨大魚をみたよ!」などの大ほら話がはずみ、スタッフも顔がほころんでいました。

 

 

 

4日目

 

今日はダイビング最終日。何と今日はアッコとふたりきりです。お客が私だけなのにずい分と沖に船をだしてくれています。船のお兄さんはルアーの先にお魚がヒットしたらしく、一生懸命に手釣りの糸を巻き込んでいます。

 

 

 

40分船が走ったところで水上コテージが見えてきました。青い空と白い雲に三角屋根の水上コテージ・・・こういうのに普通はあこがれるのですよね。でも近くで見ると老朽化している部分も多いようです。

 

 

 

「バナナリーフ」と言う有名なポイントに飛び込みました。飛び込んですぐに小さな魚がいっぱいです。下から見ると体が透けているのがわかります。これだけの数がいるのに統制をとって泳ぐのは何か能力があるのでしょうね。

 

 

 

私のガラパゴス系ダイブコンピュータです。通称ダイコン。今の深度は25.9メートルで水温は28℃です。3万円の機材についてきたおまけのわりにとっても役に立ちます。そしてこのあたりのドロップオフには強い流れを避けたいお魚さんが壁近くに身をよせています。

 

 

ドロップオフとは基本的に単なる崖なのですが、ここではそこに張り付く珊瑚の密度が高く美しいのです。そのため、そこに魚がはりついて「なんちゃって珊瑚」を気取っています。とても珍しく感じられました。そんな地味なもの・・と普通は置いていかれることですが、今日はゲストが私だけなので気になる場所の見放題・・至福の場所で至福のダイビングです。できるだけ長く潜っていたいので、酸素をうすく吸い続けます。

 

 

岩場の隙間からさらに下へ下へと潜行していきます。本来は30メートルを超えるダイブはモルディブでは推奨されませんが、今日は難しいことを言わないアッコなのでグングン引き込んでくれます。アッコが崖の下の様子を指しています。私もこれだけの数の魚を見たことがない光景でした。それをビデオに撮影しましたのでよかったらご覧ください。(3分編集の残り1分がその光景です)

 

 

 

 

水中の音とともにお楽しみください。

終了後の映像は私のものではありません

 

 

 

本当に楽しいダイビングでした。船もガイドも私のために働いているのに、これで70ドル!申し訳ないです。(人が多いと60ドルになります)右の写真は2日目に撮影した写真で左がオーナーのファイヤーです。ジブリアニメに出てくる悪者のような雰囲気ですが、ダイビングとこの島を愛しています。このショップが関係者からスクールと呼ばれているのは、この男がたくさんの若者をここで訓練し、リゾートに排出しているからです。このショップでは何と機材もダイブコンピュータもレンタルは無料!ダイビング料金は70ドルです。仲間と声をかけあってぜひこの店を使ってくださいね。もちろん2ボートダイブやマンタに会いたいなどのアレンジも交渉できますよ。

 

    

 

 

ダイバーズロッジ モルディブ HP http://diverslodge-maldives.com/ 

ツイッター  https://twitter.com/diverslodge  

フェイスブック   

https://ja-jp.facebook.com/DiversLodgeMaldives/wall

 

値段表   http://www.adventuredk.dk/public/DivingPriceList2013.

pdf#search='Villingili+++diverslodge'       (PDF表示)

 

 

 

Jadu Jadu Café の この一杯!

 

私がダイビングを終えて島へ帰ってくるとmamaと子ども達は昼食に出ているので、Jadu Jaduカフェに行って昼飯を注文!いつもの明るいおにいちゃんがガラス越しに笑顔で迎えてくれます。料理ができる間に至福の一杯です。

 

 

冷蔵庫の中にコップに入った状態で冷えているので即いただけます。この真っ赤な飲み物はスイカの角切りがつまったスイカ真っ赤ジュース。(私が名づけました)夜ご飯をテイクアウトに来た時もいろんなジュースにありつけるのでぜひ!

 

 

のんびりまったり・・・ビリンギリ

ビーチとハンモック

   クリケットやるよ

  やっぱここだよねぇ

    癒しの花

  海近くて便利だね

 昔からのハンモックファン

 男同士もハンモック

木蔭のイスで

  パブリックなハンモック

 

 

Blue Harbur Cf

 

 ゲストハウスから徒歩3分のブルーハーバーカフェです。港が目の前のため入りやすくガラスケースから選んで食べられるスタイルはJadu Jadu カフェと同じ。朝早くからやっていて出勤前に食べていく人も多いです。

 

 

 ガラスケースを覗くとカレー用のパン生地が山積みに。男ばかりが入る店ですがガラスケースには甘いパン生地のお菓子も豊富です。さて魚から揚げのあんかけが登場。もちろん美味です。

 

 

 続いてなすの煮込みはちょっぴりスパイシー。何だか外国での食事にみえませんね。子ども達はビーフカレーやチキンカレーをチョイス。白飯とおかずの自由な組み合わせが楽しめますね。

 

 

マーレ半日観光!

  

 私の四日間のダイビングが終わったので1回くらいは観光をしようということになりました。旅も終盤にさしかかっているので、お土産も買えたら買おうという作戦です。片道20円のフェリー切符を買いました。

 

 

 乗船して10分で首都マーレに到着。タクシーで国立博物館にやってきました。見学料金は50ルフィア(約430円)そこに10ルフィア出して私とmamaは「撮影許可券」を購入。館内を自由に撮影してかまわないわけです。ただし、フラッシュ撮影はNG。

 

 

 吹き抜けの階段を登っていくとテーマ別にいろいろなものが展示されていました。王族の方々がご愛用になったものが並んでいて簡単な説明書きが置いてあります。ホールごとのスタッフがお客さんを見守り、時には解説もしてくださいます。

 

 

 ずっと奥に進んでいくと巨大な象牙や鯨の骨が陳列されていていました。また、警察の歴史コーナーには警察官の制服が並び、業務についての説明ビデオが流れていました。

 

いろいろなモスク

 

 左の写真はイスラミックセンターと呼ばれる最大のモスク。近代的な概観はちょっと風情に欠けます。そこから5分歩くと何やら大きな塔が見えてきました。

 

 

 この塔に隣接するのがオールドモスクです。中は敬謙なイスラム教徒しか入ることが許されていません。墓石が立ち並び何やら歴史を感じさせる建物です。

 

 

 昼食はここから近いロイヤルガーデンカフェです。外が暑いのでテラス席はやめてお店の中の冷房がキンキンなエリアに通されました。人気店らしく外にも結構お客さんがいました。メニューは豊富ですが定番のカレーをいただきました。

 

おみやげを買いましょう

 

 さて、おみやげ調達はピープルズチョイスというお店に決定。食品や雑貨の品揃えが豊富です。モルディブ独特のお土産は少なく、「モルディブ」と書いてあっても、ほとんどのものが中国産やインド産です。

 

 

 逆にインドが近いのだからインドっぽいお土産もありだな・・・と方向転換し、スパイスやインドのお菓子を見て回りました。インドのお菓子は1ルフィア(約7円)からあるので選ぶのが楽しみです。

 

 

 タクシーに乗りビリンギリ行きフェリーターミナルに到着。約4時間の観光は終了です。右の写真はマーレで出る大量のごみを運ぶ船です。ビリンギリのもうひとつ先の島で燃やすのです。風が悪いとビリンギリにもその煙がやってきます。(後で飛行機からのマーレの写真がでてきます。その先の煙をご覧ください)

 

 

 雑踏のマーレを離れ、ビリンギリに戻ることが何ともほっとする瞬間です。旅も終わりの方なので何度も通ったヤシの実売りのおじさんと記念撮影。

 

 

 左はヤシの実売りのおじさんのところの商品です。右はマーレで本日購入した品々です。インドのビスコは小さいのが1ルフィア、大きいのが2ルフィアでした。

 

明日は金曜日だから・・・

岸壁で世間話

   ハンモック家族

  「あの島はさぁ」

  家長先導にて

   そうしましょう

 あの人たちいい感じよね

岸壁にいっぱいの家族

  あのさぁ明日さぁ僕さぁ

 見守りながらのハンモック

 

 

 

 

金曜日はあちこちで

 

 部落ごとに何やらビーチパーティーを準備しています。 ただし、この時点で集まっている人間は皆女性ばかり。もちろん料理が得意だからというのもあるのでしょうが、どちらかというと女性達の社交の場にも見え、おしゃべりを楽しんでいる感じ。

 

 

 お料理をつくる人、飲み物を調達する人、おしゃべりに興じる人、まったく何もやっていない人。どこの国も一緒ですね。黒い衣装はどうしても砂漠との結びつきが強かったのですが、海とのシルエットも素敵です。何より生活感があっていいです。

 

 

 この海と木蔭とハンモックと。それが私たちのモルディブです。朝の5時から響くコーランも、回避するひまを与えない通り雨の強さも、何だか自然に感じるようになってきました。

 

 

 この島の若者達は良くハンモックに寝そべって語り合っています。結構勉強熱心で滞在の後半は島のことを英語でいろいろ教えてくれました。右の写真はゴミの集積所です。「ここにきちんと捨ててね」に見える手作りの看板があります。

 

やっぱり最高!Jadu Jadu Café

 

 夕暮れのビーチには島の人がたくさん集まってきておしゃべりを楽しんでいるのですが、一瞬いっきに人がいなくなります。そうです、お祈りの時間です。パブリックビーチは一瞬にして私たちのプライベートビーチに早替わり。

 

 

 夕日の沈むビーチを堪能した後はもちろん食事タイムが待っています。コーランの響く時間はほとんどの商店が閉まりますがカフェは開いているのでこの時間が狙い目なのです。

 

 

 この島でダイビングをはじめてから、外に出るときには頭にタオルを巻いて歩くようになりました。帽子とちがって船でも飛ばされないから・・・もあるのですが、周囲と親しくなるうちにまったく身構える気持ちがなくなりました。

 

 

 Jadu Jadu Caféに多い日は1日3回来ていました。もしうちの近くにあったら我が家はすべての自炊を放棄して朝から通うと思います。めしがうまい!スタッフが明るくて誠実!観光客からぼったくろうという観念そのものがありません。

 

 

 お笑いの「ハイキングウォーキング」のQ太郎似の客が夕方行くと必ずいて、店員でもないのに私たちの注文を取ってくれたりお勧めのうまいものを教えてくれたりします。左の小魚は絶品でした。Q太郎が店員に小皿で出させ、「これがうまいんだ!」と味見をさせてくれました。右は料理を頼むとついてくるおせんべい。

 

 

 

 

 ビリンギリを去る前日の夜に写真撮影をお願いしました。安くておいしいお店があると旅行の楽しみが広がります。ツナやきそばやツナカレーなど、魚を使った料理がとってもおいしかったです。もちろんあやしいドリンクにも挑戦していただきたいと思います。

 

 

ビリンギリ最終日の朝

 

 今日も散歩にやってきました。朝のうちにビリンギリを離れるのでいつもよりちょっと長めの散歩になりました。今日もフェリーは早朝からマーレとの間を運航しています。フェリーターミナルの朝のもうひとつの仕事は国旗を掲げることです。

 

 

 ビリンギリ島は30分も歩けば一周できる小さな島ですが、日本の車が数台走っています。この軽トラもこの島で活躍する一台です。右の写真は二人乗りでいつもあちこち出没する若い警察官でとても陽気です。

 

 

さよならビリンギリ

 

 楽しいリゾートの地を離れると言うよりは、何だかふるさとを後にするような、さみしい気持ちでいっぱいです。とっても住み心地の良い島でしたし、いろいろな文化や考え方を学べる場所でした。

 

 マーレに到着してタクシーに乗り、空港のあるフルマーレ行きの船に乗り換えです。マーレの混雑を目にすると、「ここからは早く移動しよう」と思うので、ビリンギリを去る寂しさが緩和されます。空港行きの船には荷物を積み込む広いスペースがあります。

 

 

 

リゾートへの出発点

  

 船を降りまっすぐ歩くと、そこは空港です。ここに降り立ったときには真っ暗でしたのでわかりませんでしたが、海岸の海がとても青くきれいな場所でした。

 

 

 空港に降り立つと多くの旅行者はこの看板を頼りにホテルまでの案内がされるのだと思います。こういうブースが何十もありました。そしてフォーシーズンズなどのハイクラスのホテルは専用ラウンジが用意されています。

 

 

 空港の中にはバーガーキングなどの食事ができる場所があります。値段はかなり高いのですが出国審査後のレストランよりはこころもち安い感じがします。兄弟が食べているプレートはどちらも10ドルです。

 

 

 

 

チェックインして

 

 出国審査を終えて中に入っていくと、まずはお土産ショップがあります。しかしたいしたものは売っていません。先へさきへと進むとレストランがあり日本人の家族が目立ちます。

 

 

 レストランのある2階から1階の待合室を覗くとこんな感じ。何と待合室にもアイスクリームショップがあります。レストランでいただく高い料理よりはここのホットドッグのほうがよいかもしれません。

 

 

 

マーレ→チャンギ→インチョン→成田

 

 1階の待合室から地上を歩いて飛行機に乗ります。真下から見上げると白い気体がとても綺麗で迫力があります。シンガポール航空でチャンギ国際空港に向けて出発です。

 

資本によって発展する島々

 

 飛行機から撮影した首都のマーレです。東京の一角が切り取られて島として浮かんでいる感じ。その後方にあるのがビリンギリ島。その先にある白い煙を吐き出しているのがマーレやリゾートから運ばれてくるゴミを燃やす専用の島です。旅行のパンフレットで見てきたモルディブも素敵ですし、それを支えている島の暮らしに触れて過ごした9日間はとても貴重な経験でした。「貧乏でも行っちゃおうモルディブ旅行」長々とお付き合いありがとうございます。

 

かかった費用は?

 航空券 ユナイテッド航空 特典航空券 

aただしマイレージ移行  15000マイルに       17,809円

                  足りない分のマイル購入 22000マイルに        65,516円

           予約代金      6311円×4名            25,244円

    

 

 ホテル 8/7〜8/8   成田ビューホテル 禁煙ダブルルーム 1

5,600円×2部屋     11,200円

 

     8/8〜8/9   Kaani Loge    58ドル×2部屋              15,574円

    

     8/9〜8/16  Annet Fleischer                  a a    7泊   67,461円

    

 移動  タクシーもフェリーも格安なので計算にいれません。

 

 保険 損保ジャパン 3人分  6,930円

    mama     AIU     4,240円

 

                     総合計 213,974円

                                         ひとり 53,493円

 

旅を振り返って・・・

弟君

新しいタイプのカレーに出会えたのが一番良かったです。自分でもまた何か作ろうかなと思います。全部自分で食べますが。(私にもちょっと下さいねぇ・・by papa

お兄ちゃん

今回の旅も勉強に集中できたいい旅行であった(というのに最近違和感を覚えつつあるが、事実である)。のんびりとした島、広くて快適な部屋、安くてうまい料理と、完璧な環境である。

また、今回の旅行は自分の信条である「海外は安いものがうまい」がそのまま当てはまるものになったと思う。1日に2食カレーも珍しくない生活だったが、英語のメニューが用意されたレストランで、そこそこの値段を払って食べるカレーよりも、ビリンギリ島の崩れかかった店で注文する100円程度のカレーの方がおいしいのだ。といっても、これは自分の味の好みも関係していると思う(レストランはまろやか、安い店はストレートなスパイスの味という傾向)。それでも、入りづらい雰囲気に物怖じせず、寂れた感じのお店に入ってみてもらいたいです。

 

mama

特典航空券を利用して、憧れの島へやってきたこと

家族旅行初の民泊を経験したこと

日本語の看板を見たら「怪しい」と思う感覚が身についていること

指紋認証ドアロックは開錠に意外と難儀すること

コーランの音色が流れてくると、ひと時耳を傾けて聞き入ること

現地の方と同じように、洋服で海遊びをすること

綺麗な海は人の心を和ませるということ

やっぱりココナッツジュースはおいしいということ

水シャワーが気持ちいいということ。

 

私の中のモルディブには水上コテージもプライベートビーチもないけど、

確かに青い海と夕焼けに癒された日々だった。

 

papa

私の中でイスラムの黒装束は「砂漠の上のお金持ち」という近寄りがたいイメージが前の旅行のドバイで植えつけられました。 でもビリンギリ島では「青い海を眺めながら微笑み、子どもを大事にし、よく働くお母ちゃん達」に変わりました。民族や宗教に関わり無く、海を見ながらの暮らしはひとの心を豊かにしてくれるのかもしれませんね。

 

     

 

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